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Bullittが提供する3GPP準拠の衛星通信サービス、日本のエリア化を延期



英国(イギリス)のBullitt Groupの子会社で同国のBullitt Group Servicesが提供する衛星通信サービスに関して日本のエリア化を延期したことが分かった。

Bullitt Group ServicesはBullitt Satellite Messengerとして衛星通信サービスを提供している。

公式ウェブサイトではエリアマップを公開しており、エリアマップの更新に伴い表示を利用可能、2024年にエリア化、未検証、非対応に更新した。

日本は2024年にエリア化する地域に含まれているため、2024年に日本をエリア化することになる。

更新前は利用可能、2023年第3四半期にエリア化、2023年第4四半期にエリア化、未検証、非対応に分けて表示しており、日本は2023年第4四半期にエリア化と表示していた。

日本のエリア化は当初の計画では2023年中であるが、2024年に延期したことが分かる。

なお、日本でも北海道の北部と東部、東京都の島嶼部、鹿児島県の島嶼部、沖縄県の全域はエリア化の対象に含まれていない。

Bullitt Satellite Messengerは3GPP (3rd Generation Partnership Project)で仕様策定した3GPP Release 17の標準仕様に準拠する。

3GPP Release 17では非地上系通信(Non-Terrestrial Network:NTN)としてNR-NTNおよびIoT-NTNを定義した。

IoT-NTNはNB-IoTおよびeMTCをベースとしており、Bullitt Satellite MessengerではNB-IoTをベースとするIoT-NTNを採用している。

英国のInmarsat Globalが運用する静止軌道(GEO)の衛星を用いて米国(アメリカ)のSkylo Technologiesが運用するIoT-NTNを利用しており、周波数はLバンドとなる。

IoT-NTNのコアネットワークと無線アクセスネットワーク(RAN)の運用や管理はSkylo Technologiesが行う。

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