カナダのTELUS Communications、マルチベンダでOpen RANを商用展開

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カナダの移動体通信事業者(MNO)であるTELUS Communicationsはカナダで初めてOpen RANを商用で展開すると発表した。

2024年前半にOpen RANの展開を開始する予定で、2024年半ばから大規模にOpen RANを展開する計画である。

Open RANの展開では韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)と協力する。

主力のベンダとしてSamsung Electronicsが仮想化無線アクセスネットワーク(vRAN)ソリューションや無線装置を供給することが決定している。

Samsung Electronicsが供給するvRANソリューションには第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)向けのvRAN 3.0、無線装置にはMassive MIMO (大規模MIMO)に対応したアンテナ一体型無線装置も含まれる。

TELUS CommunicationsはOpen RANの展開でマルチベンダ体制を採用するため、第三者からも無線装置を調達するが、無線装置を供給する第三者の詳細は開示していない。

5Gの無線装置のベンダとしては最初にスウェーデンのEricssonおよびフィンランドのNokia Solutions and Networksを選定しており、追加でSamsung Electronicsも選定していた。

そのため、Ericsson、Nokia Solutions and Networks、Samsung Electronicsから5Gの無線装置を調達する状況となっている。