新型iPad AirとiPad ProのWi-Fi + Cellularモデル、5GHz帯の4Gは非対応に
- 2024年05月08日
- Apple関連
米国(アメリカ)のAppleが発表した新型のiPad AirおよびiPad ProのWi-Fi + Cellularモデルでは5GHz帯の第4世代移動通信システム(4G)に非対応となることが分かった。
新型のiPad Airとしては11インチiPad Airおよび13インチiPad Air、新型のiPad Proとしては11インチiPad Pro (第5世代)および13インチiPad Proの4機種を発表した。
いずれも携帯通信網を利用できるWi-Fi + Cellularモデルと携帯通信網を利用できないWi-Fiモデルを展開する。
日本向け型番を基準としてWi-Fi + Cellularモデルの対応周波数には先代機種から変更が発生している。
新型のiPad Airは先代のiPad Air (第5世代)からNR (FR1, FDD) n14/n26/n70, NR (FR1, SDL) n75/n76を追加したが、LTE (TDD) B46を削除した。
新型のiPad Proは先代の11インチiPad Pro (第4世代)および12.9インチiPad Pro (第6世代)からn75/n76を追加したが、B46を削除したため、新機種ではB46に非対応となる。
B46はLicense Assisted Access (LAA)の周波数であるため、仕様表ではLAAの記述もない。
4Gの無線方式であるLTE方式に関する記述は4×4 MIMOとLAA対応ギガビットLTEから4×4 MIMO対応ギガビットLTEとなった。
なお、LAAは免許不要(ライセンスバンド)で運用するLTE方式の補助として免許不要帯域(アンライセンスバンド)の5GHz帯で運用するLTE方式を利用する技術である。
免許帯域の搬送波を優先の搬送波としてキャリアアグリゲーション(CA)を適用してB46の搬送波も利用する。
日本の移動体通信事業者(MNO)はLAAを導入していないため、日本国内ではLAAおよびB46に非対応でも影響を受けない。
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