仏領ニューカレドニアの携帯電話事業者OPT-NC、取扱店とコールセンターを閉鎖

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仏領ニューカレドニアの政府機関で移動体通信事業者(MNO)であるニューカレドニア郵便電気通信局(Office des Postes et Telecommunications de Nouvelle-Caledonie：OPT-NC)はすべての取扱店とコールセンターを一時的に閉鎖したと発表した。

ニューカレドニア郵便電気通信局は進行中の混乱を受けて2024年5月15日の午前にすべての取扱店を一時的に閉鎖したという。

取扱店と顧客の安全は最優先事項として取扱店の閉鎖に理解を求めている。

2024年5月15日の7時までにコールセンターを一時的に閉鎖したことも合わせて案内した。

ニューカレドニアはフランスの海外領土で、特別共同体の位置付けである。

ニューカレドニア各地ではフランス国民議会におけるニューカレドニア選挙制度改正法案の審議および採決に対する独立派の抗議活動が2024年5月13日に発生しており、抗議活動は継続および激化している。

ヌメア・トントゥータ国際空港(NOU)は2024年5月16日まですべての商用便を欠航、教育機関はニューカレドニア自治政府の指示があるまで一時的に閉鎖するなど、多方面に影響が拡大する状況となっている。

そのため、ニューカレドニアの治安当局であるフランスの高等弁務官事務所はニューカレドニアの首都・ヌメア市、ダンベア市、モンドール市、パイタ市では2024年5月13日の18時から2024年5月14日の6時まで、2024年5月14日の18時から2024年5月15日の6時まで、2024年5月15日の18時から2024年5月16日の6時まで外出禁止、日中も外出を極力控えるよう求めている。

ニューカレドニアの状況を受けてニューカレドニア郵便電気通信局は取扱店とコールセンターを一時的に閉鎖することになった。

なお、ニューカレドニア郵便電気通信局はニューカレドニアで唯一の移動体通信事業者で、表記の時間はニューカレドニア時間である。