ソフトバンク衛星電話サービスを終了、Thuraya衛星故障で安定提供の目途立たず
- 2024年09月02日
- SoftBank-総合
SoftBank Corp.はSoftBankでソフトバンク衛星電話サービスの提供を終了した。
ソフトバンク衛星電話サービスはアラブ首長国連邦(UAE)のThuraya Telecommunications Companyが運用する衛星を用いて提供してきたが、2024年4月16日に発生した衛星の不具合でソフトバンク衛星電話サービスを利用できない状況が継続していた。
ソフトバンク衛星電話サービスで提供する音声通話、データ通信、SMSの全部を利用できず、緊急機関接続サービスも利用できない状況となっていた。
SoftBank Corp.では復旧の状況および見通しを考慮したうえで、安定的な提供を継続できる目途が立たないと結論付け、2024年8月31日付けでソフトバンク衛星電話サービスの提供を終了することになった。
終了の対象は88216から始まる衛星電話サービス専用の電話番号の回線である。
衛星電話プラン基本使用料、衛星電話バリュープラン基本使用料、衛星通信料割引オプションの月額料金は利用できない日数分を日割りで減免する。
Thuraya Telecommunications Companyの日本をカバーする衛星は2024年4月16日の1時30分頃に不具合が発生した。
日本を含めたアジアおよび大洋州(オセアニア)をカバーする衛星に不具合が発生したため、アジアおよび大洋州が影響を受けた。
アジアでもインドシナ半島では別の衛星を活用して復旧したが、日本を含めたその他のアジアでは復旧できなかった。
なお、影響を受けたアジアには西アジアとして扱う場合がある中東は含まない。
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