マカオ特別行政区政府、SmarTone Macauの事業終了に声明
- 2024年08月24日
- 海外携帯電話
マカオ特別行政区政府はマカオ特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるSmarTone – Comunicacoes Moveis (数碼通流動通訊(澳門))の事業の終了に関して公式声明を発出した。
SmarTone – Comunicacoes Moveisは第3世代移動通信システム(3G)と第4世代移動通信システム(4G)の免許に基づき携帯通信サービスを提供しているが、2024年10月31日をもって携帯通信サービスの提供を終了する計画である。
マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を司る郵電局(Direccao dos Servicos de Correios e Telecomunicacoes)が公式声明を発出しており、SmarTone – Comunicacoes Moveisは3Gの免許の更新の中止と4Gの免許の放棄を申請したという。
3Gの免許は第1/2015号免許を意味しており、W-CDMA方式で携帯通信網の構築および運営、携帯通信サービスの提供を認めている。
2022年7月25日付けの第123/2022号行政長官指示では満了日を2025年6月4日に延長していた。
4Gの免許は第3/2015号免許を意味しており、LTE方式で携帯通信網の構築および運営、携帯通信サービスを提供できる。
2022年7月25日付けの第125/2022号行政長官指示では満了日の延長に伴い満了日が2028年6月23日となった。
3Gの免許は満了日まで1年未満であるため、満了時に更新を行わない。
4Gの免許は満了日まで3年以上と長いため、放棄の扱いとする。
SmarTone – Comunicacoes Moveisはマカオ特別行政区の移動体通信事業者であるCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:CTM)と加入者の移行で合意しており、郵電局は移行作業を円滑に完了できるよう綿密に監視および監督する。
郵電局が把握する情報に基づくと、SmarTone – Comunicacoes Moveisは加入件数の占有率で1桁と低い水準となっている。
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