フィリピンのGlobe Telecom、衛星直接通信の試験に成功
- 2024年10月15日
- 海外携帯電話
フィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるGlobe Telecomは衛星と携帯端末の直接通信の試験に成功したと発表した。
衛星と携帯端末の直接通信の試験は米国(アメリカ)のLynk Globalと協力したという。
Lynk GlobalはSat2Phoneとして衛星と携帯端末の直接通信を実現する衛星通信サービスを提供している。
Globe TelecomはSat2Phoneを活用して衛星と携帯端末の直接通信の試験を実施したことになる。
衛星と携帯端末の直接通信の試験ではGlobeおよびTMの回線を用いてSMSの送信に成功したという。
なお、GlobeはGlobe Telecomのメインブランドで、TMはGlobe Telecomのサブブランドである。
Globeではポストペイドプランとプリペイドプラン、TMではプリペイドプランを提供しており、Globeのポストペイドプランに加入した回線とTMのプリペイドプランに加入した回線を衛星と携帯端末の直接通信の試験に供した。
衛星と携帯端末の直接通信の試験を実施した地点はルソン島のザンバレス州に位置するマパヌエペ湖周辺の携帯通信網が圏外の地域と公表している。
さらにミンダナオ島の異なる環境下でも衛星と携帯端末の直接通信の試験を行い、衛星と携帯端末の直接通信の採用に向けて技術を確保する計画である。
7,100以上の島で構成するフィリピンは地上の基地局では携帯通信網の整備が困難な地域も多く存在する。
Globe Telecomとしては衛星と携帯端末の直接通信の商用化に期待感を示している。
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