ミャンマーで軍系の携帯電話事業者Mytelが本格開始
- 2018年06月09日
- 海外携帯電話
ミャンマー(ビルマ)の移動体通信事業者(MNO)でMytelブランドを展開するTelecom International Myanmarは移動体通信サービスを本格的に開始した。
Telecom International Myanmarはミャンマーの首都・ネピドー、バゴー地方域東部、カレン州で2018年3月15日よりSIMカードの販売を開始し、限定的に移動体通信サービスを提供してきた。
2018年4月にはミャンマー全土でネットワークを整備して本格的な展開に向けて最終段階の準備を進め、2018年6月9日よりミャンマー全土で本格的に移動体通信事業を商用化した。
Nationwide Telecommunications Licenceに基づいてミャンマー全土で展開する移動体通信事業者はMyanma Posts and Telecommunications (ミャンマー国営郵便・電気通信事業体:MPT)、Ooredoo Myanmar、Telenor Myanmarに続いて4社目となる。
なお、Nationwide Telecommunications Licenceを保有せずに移動体通信事業を手掛けるMyanmar Economic Corporation (ミャンマー経済公社:MEC)を含めると、Telecom International Myanmarは5社目である。
Telecom International MyanmarはベトナムのViettel Group (軍隊工業通信グループ)傘下のViettel Global Investment、Myanmar Economic Corporation (ミャンマー経済公社:MEC)傘下のStar High、ミャンマーのMyanmar National Telecom Holding (MNTH)が出資する合弁会社で、出資比率はそれぞれ49%、28%、23%となっている。
Viettel Groupはベトナムの政府機関でベトナム人民軍を統括する国防省(Ministry of National Defence:MOD)が出資し、ベトナム共産党中央軍事委員会(Central Military Commission of the Communist Party of Vietnam)が運営する軍系列の国営企業で、またMyanmar Economic Corporationはミャンマーの政府機関でミャンマー国軍を統括する国防省(Ministry of Defence:MOD)が所有し、ミャンマー国軍の利益のために経営活動を行う国営企業である。
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