豪州のTelstra、4G LTEを下り最大2Gbpsに
- 2018年06月15日
- 海外携帯電話
豪州最大手の移動体通信事業者(MNO)であるTelstraはTelstra 4GXとして提供するLTEサービスの通信速度を下り最大2Gbpsに高速化すると発表した。
Telstraは米国のQualcomm、米国のNETGEAR、スウェーデンのEricssonと共同で、Ericssonがスウェーデンの首都・ストックホルムで保有する研究所において、商用向け端末のプロトタイプで下り最大2Gbpsを実現する技術の試験を実施しているという。
キャリアアグリゲーション(CA)の高度化により100MHz幅の帯域幅を利用し、さらに256QAMおよび4×4 MIMOを同時に適用して、下り最大2Gbpsの通信速度を実現できる。
商用向け端末としてはNETGEAR製のモバイル無線LANルータを開発している。
NETGEAR製のモバイル無線LANルータは通信モデムとして下り最大2GbpsのLTE DL Category 20に対応したQualcomm Snapdragon X24 LTE Modemを搭載する。
Telstraは2018年後半に下り最大2Gbpsを実現する技術を一部の地域で実装し、下り最大2Gbpsに対応したNETGEAR製のモバイル無線LANルータも発売する計画である。
2019年に第5世代移動通信システム(5G)の商用化を目指すTelstraであるが、LTEネットワークの高度化は5Gの開発にも重要な過程としている。
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