日本の2018年Q4のスマホ出荷シェアが判明、Appleは56%に
- 2019年02月23日
- 携帯電話総合
シンガポールの調査会社であるCanalysは日本における2018年第4四半期のスマートフォン市場の調査結果を公表した。
日本では2018年第4四半期に前年同期比3.8%減の990万台のスマートフォンを出荷しており、市場規模は縮小傾向にある。
日本市場の出荷台数は中国市場、米国市場、インド市場に次いで世界で4位になったという。
メーカー別で出荷台数の成長率と占有率が明らかにされている。
1位は米国のAppleで、出荷台数は前年同期比10.5%減、占有率は56.0%となった。
2位はSHARPで、出荷台数は前年同期比2.3%減、占有率は9.8%となった。
3位はSony Mobile Communicationsで、出荷台数は前年同期比17.2%減、占有率は8.6%となった。
4位は韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)で、出荷台数は前年同期比10.1%増、占有率は6.8%となった。
5位はKYOCERA (京セラ)で、出荷台数は前年同期比14.4%減、占有率は6.2%となった。
Appleは前年同期比で10%以上の減少を記録したが、占有率は依然として過半で圧倒的な強さは変わりない。
Sony Mobile Communicationsの出荷台数の減少率は市場全体の減少率を大きく上回り、グローバルのみならず本社を置く日本市場でもスマートフォン事業が低迷している。
市場規模の縮小にもかかわらず、Samsung Electronicsは上位の5社のうち前年同期比で唯一の増加を記録した。
CanalysによるとSamsung Electronicsの成長は2018年に発売したハイエンドの機種が先代機種より強いパフォーマンスを示したことに起因するという。
ただ、Samsung Electronicsの日本法人であるSamsung Electronics Japan (サムスン電子ジャパン)の担当者からはdocomo withの機種はハイエンドと比べて相当な数が出ると聞いたことがあり、2018年11月9日にNTT DOCOMOよりdocomo withの対象機種として発売されたGalaxy Feel2 SC-02Lも大きく貢献した可能性が高い。
日本のメーカーとしてはFUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIES (富士通コネクテッドテクノロジーズ:FCNT)は上位の5社には入らなかった。
なお、日本における2018年通年のスマートフォンの出荷台数は前年比1.9%減の3,250万台となった。
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