楽天、米アルティオスターへ出資完了
- 2019年05月08日
- Rakuten-総合
Rakuten (楽天)は米国のAltiostar Networksへの出資を完了したと発表した。
RakutenとAltiostar Networksは2019年2月12日に戦略的資本業務提携に関して合意に達していた。
ただ、戦略的資本業務提携は米国の政府機関である対米外国投資委員会(Committee on Foreign Investment in the United States:CFIUS)による承認の取得が必要となっていた。
2019年5月7日に戦略的資本業務提携について対米外国投資委員会の承認を受けたため、RakutenはAltiostar Networksへの出資を完了したとのことである。
また、Rakutenは完全子会社のRakuten Mobile (楽天モバイル)からAltiostar Networksに2名の取締役を送り込んだ。
RakutenはRakuten Mobileを通じて移動体通信事業者(MNO)として新規参入することが決まっている。
移動体通信事業ではAltiostar Networksが独自に保有する高度な仮想化RANソリューションを活用し、完全仮想化したクラウドネイティブのネットワークを構築する計画である。
戦略的資本業務提携によってAltiostar Networksの仮想化RANソリューションの活用を加速させる方針を示している。
Rakutenの広報担当者によるとAltiostar Networksに対する出資比率は公表していないが、Altiostar NetworksはRakutenの子会社とはならないものの、Altiostar Networksの最大の株主になるという。
なお、Rakuten Mobileは2019年10月に移動体通信事業者として商用化する予定である。
通信方式および周波数はLTE (FDD)方式の1.7GHz帯(Band 3)を導入することが決定しており、256QAMや4×4 MIMOも実装する。
Band 3は世界的には1.8GHz帯と呼ばれており、LTE Bandとしては世界で最も採用数が多い。
商用化の当初は東京都特別区(東京23区)、大阪府大阪市、愛知県名古屋市とその周辺を中心にネットワークの整備を進める。
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