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SoftBank Group傘下の米Sprintが5Gサービスを開始、LTEリファーミングバンドでは世界初



SoftBank Groupの子会社で米国の移動体通信事業者(MNO)であるSprintは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

まずはジョージア州アトランタ、テキサス州ダラス・フォートワース複合都市圏、テキサス州ヒューストン、ミズーリ州カンザスシティとそれら近郊都市の一部が5Gサービスの提供エリアとなる。

5Gサービスの提供エリアについては、アトランタとその近郊では150平方マイルで56万5,000人をカバー、ダラス・フォートワース複合都市圏とその近郊では575平方マイルで1,600万人をカバー、ヒューストンとその近郊では165平方マイルで80万人をカバー、カンザスシティとその近郊では225平方マイルで62万5,000人をカバーしているという。

なお、カンザスシティの近郊ではSprintが本社を設置するオーバーランドパークも5Gネットワークが整備されている。

5Gサービスの対応端末としては2019年5月31日に韓国のLG Electronics製のLG V50 ThinQ 5Gおよび台湾のHTC (宏達国際電子)製のHTC 5G Hubの販売を開始した。

5Gの通信方式としては標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用する。

NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)と、LTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)が規定されており、Sprintはノンスタンドアローンを導入している。

周波数はFR1の2.5GHz帯を利用しており、NR Bandはn41である。

NR方式で新たに規定されたBandではなく、既存のLTE Bandと同じ周波数範囲でNR Bandとして規定したLTE-refarming bandとなる。

LTE-refarming bandでNR方式を商用化した移動体通信事業者はSprintが世界で初めてとなった。

Sprint

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