Snapdragon 855を搭載したHTC 5G Hubを発表、5G NRに対応
- 2019年02月25日
- Android関連
台湾のHTC (宏達国際電子)はNR/LTE端末「HTC 5G Hub」を発表した。
家庭内や企業内および外出先のいずれの環境でも使いやすいよう設計されたモバイルスマートハブと称する第5世代移動通信システム(5G)に対応した製品である。
エンターテインメントデバイス、無線LANルータ、外部電池などの用途で利用できる。
OSにはAndroid 9 Pie Versionを採用している。
独自ユーザインターフェースとしてHTC Sense for HTC 5G Hubを導入する。
チップセットは64bit対応のQualcomm Snapdragon 855 Mobile Platformで、CPUはオクタコアとなっている。
ディスプレイは約5.0インチで解像度はHD(1280*720)となり、タッチパネルで各種操作を行える。
通信方式は豪州版がNR (TDD) 3500(n78) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/1900(B2)/ 1800(B3)/1700(4/B66)/900(B8)/ 850(B5)/800(B20)/700(B12/B28) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41) MHz、米国版がNR (TDD) 2500(n41) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/1900(B2/B25)/1800(B3)/ 1700(B4/B66)/900(B8)/850(B5)/ 800(B26)/700(B12/B13)/600(B71) MHz, LTE (TDD) 2500(B41) MHzに対応している。
通信速度は下り最大2.63Gbps/上り最大287Mbpsとなる。
NR方式の通信モデムとしてQualcomm Snapdragon X50 5G Modemを搭載する。
SIMカードはシングルSIMで、サイズはNano SIM (4FF)サイズである。
Bluetooth 5.0や無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ad (2.4GHz/5GHz/60GHz)にも対応している。
無線LANルータとして利用する場合は、最大20台の無線LAN機器を同時に接続できる。
なお、IEEE 802.11adで接続時は最大4台まで制限される。
システムメモリの容量は4GBで、内蔵ストレージの容量は32GBとなる。
外部メモリを利用可能としており、microSDカードスロットを備える。
電池パックの容量は7660mAhとなっている。
スマートフォンなど外部機器への給電に対応している。
充電端子は表裏の区別が不要なUSB Type-Cを採用する。
2019年第2四半期より販売を開始する予定である。
移動体通信事業者(MNO)を通じて販売する計画で、豪州のTelstra、英国のHutchison 3G UK、ドイツのTelekom Deutschland、スイスのSunrise Communications、フィンランドのElisa、米国のSprintが取り扱うことが決まっている。
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