タイ国有のCAT TelecomとTOTが11月までに合併へ、National Telecomが誕生
- 2019年06月27日
- 海外携帯電話
タイ国有の通信事業者であるCAT TelecomとTOTは2019年11月までに合併する計画であることがタイメディアの報道で分かった。
タイのデジタル経済社会大臣は2019年11月までにCAT TelecomとTOTの合併を完了させる計画を明らかにしたという。
CAT TelecomとTOTの合併によってNational Telecomが誕生する予定で、2019年12月末までにNational Telecomとしての事業の開始を目指すとされる。
CAT TelecomおよびTOTはいずれもタイの政府機関である財務省(Ministry of Finance)が所有する国有の通信事業者で、National Telecomも財務省が所有する予定である。
従業員数はCAT Telecomが約6,000人で、TOTが約13,000人とされており、CAT TelecomおよびTOTはともに移動体通信事業も展開する。
CAT TelecomおよびTOTは長らく経営不振が続いており、低迷する国有企業の改革や業務効率の向上などに向けて、CAT TelecomとTOTを合併させる案が提案された。
CAT TelecomとTOTを合併させる案は2019年5月に財務省傘下の国有企業政策事務局(State Enterprise Policy Office:SEPO)によって承認されており、その時点で実質的にCAT TelecomとTOTの合併は決定した。
ただ、CAT TeleocmとTOTの合併には組織構造の再編や民間企業との訴訟など問題点も残っており、合併のプロセスは内閣より承認を得る必要がある。
タイではプラユット・チャンオチャ暫定首相が2019年6月に正式な首相として就任しており、新内閣を発足させることが決まっている。
新内閣が発足後にCAT TelecomとTOTの合併のプロセスの承認を得るための申請を提出する見通し。
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