モーリタニアの携帯電話事業者各社がインターネット接続を遮断
- 2019年07月04日
- 海外携帯電話
モーリタニアの移動体通信事業者(MNO)各社はインターネット接続を遮断したことが分かった。
大統領選挙の影響で携帯電話回線を通じたインターネット接続が遮断されており、固定電話回線でもインターネット接続が不安定な状況という。
このような状況を受けて、在モーリタニア日本国大使館は注意を呼びかけている。
モーリタニアへ旅行または出張を予定している場合、モーリタニアに滞在中はインターネットを利用できず、様々な支障が生じる可能性があることに留意するよう案内している。
モーリタニアでは2019年6月22日に大統領選挙が実施されたが、暫定結果に反発した人々による抗議活動が発生し、モーリタニア政府は治安情勢の不安定化を防ぐためにインターネット接続を遮断した。
一部のインターネット接続は復旧しているが、固定電話回線を利用したインターネット接続では不安定な状況が続き、モーリタニアで最も多くの人々が利用する携帯電話回線を通じたインターネット接続は依然として遮断されている。
2019年7月1日には大統領選挙の最終結果が発表されたが、さらなる抗議活動の発生も懸念されており、インターネット接続の遮断が完全に解除される時期は不透明となっている。
一般の人々の利用が少ない固定電話回線を利用したインターネット接続は不安定ながらも復旧が認められた模様であるが、携帯電話回線を利用したインターネット接続は抗議活動が発生する懸念が解消されるまで復旧を認めない可能性もある。
モーリタニアに滞在する予定でSNSなどインターネットを通じて連絡を取り合う場合などは、音声通話やSMSのような代替手段を用意するか、抗議活動などに巻き込まれないためにも渡航の見合わせが無難と思われる。
なお、モーリタニアの移動体通信事業者はMauritel、Chinguitel、MATTELブランドのSociete Mauritano-Tunisienne des Telecommunicationsの3社である。
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