エチオピアで2社の新規参入事業者を募集、ethio telecomの独占崩壊へ
- 2019年07月09日
- 海外携帯電話
エチオピア政府は新たな電気通信事業者を迎え入れることが分かった。
エチオピアの政府機関である財務省(Ministry of Finance)は電気通信事業者の新規参入を許可することを決定したと明らかにした。
これまで、エチオピアの電気通信分野は国営の電気通信事業者であるethio telecomが独占しているが、ethio telecomと競合する電気通信事業者として2社の新規参入を認める。
エチオピア政府は新たな電気通信分野の規制当局としてエチオピア通信庁(Ethiopian Communications Authority:ECA)を設立しており、エチオピア通信庁が新規参入に向けた手続きを進めることが決まっている。
エチオピア通信庁は新たな電気通信事業者の迎え入れに向けて透明性を確保して競争を促進するプロセスを採用し、審査や入札の手続きを適切に管理する方針である。
2020年第1四半期のうちに新規参入する電気通信事業者に対して免許を交付することを目指す。
新規参入する電気通信事業者に対しては移動体通信事業や固定通信事業など総合的な電気通信事業者として事業を行える免許を交付する見込みであるが、ethio telecomと同様に移動体通信事業が中心になると思われる。
エチオピアでは電気通信分野の改革の一環でethio telecomの部分的な民営化と電気通信事業者の新規参入が決まった。
ethio telecomと競合する電気通信事業者の新規参入が計画通りに実現すれば、エチオピアの電気通信事業者は3社体制となり、ethio telecomの独占状態は終了することになる。
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