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中国聯通とファーウェイが漏洩同軸ケーブルで5Gを整備、石家荘地下鉄1号線で



中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina United Network Communications (中国聯合網絡通信:China Unicom)は河北省の省都・石家荘市の石家荘地鉄で漏洩同軸ケーブル(LCX)を用いて第5世代移動通信システム(5G)を整備したと明らかにした。

China United Network Communicationsの河北省支社は中国のHuawei Technologies (華為技術)と協力して石家荘地鉄の1号線で5G二重漏洩同軸ケーブルソリューションを導入したという。

中国で5G二重漏洩同軸ケーブルソリューションを導入した事例は石家荘地鉄の1号線が初めてとなる。

5G二重漏洩同軸ケーブルソリューションの導入によって、駅間のトンネル区間で安定して5Gサービスを提供できる。

まずは石家荘地鉄の1号線の商務中心駅から園博園駅の区間における商務中心駅から園博園駅に向かう方向で5G二重漏洩同軸ケーブルソリューションを導入しており、下りの通信速度は600Mbpsに達すると案内している。

漏洩同軸ケーブルを四重化すれば、通信速度は1Gbps程度に高速化できるという。

5Gの通信方式はNR方式で、周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用しており、NR Bandはn78となっている。

なお、石家荘地鉄の1号線は2017年6月26日に西王駅から洨河大道駅の区間が開通したが、商務中心駅から園博園駅の区間を含めた洨河大道駅から福澤駅の区間は2019年6月26日に開通したばかりである。

中国における基地局など通信設備はChina United Network Communicationsを含めた中国の移動体通信事業者各社などが共同出資する中国のChina Tower (中国鉄塔)が建設および所有し、China Towerが移動体通信事業者にリースする形態を採用しており、漏洩同軸ケーブルを含めた通信設備は原則としてChina Towerの資産となる。

そのため、5G二重漏洩同軸ケーブルソリューションを導入はChina United Network CommunicationsおよびHuawei Technologiesが主導したが、石家荘地鉄の1号線ではChina United Network Communications以外の移動体通信事業者も漏洩同軸ケーブルを用いて早期に5Gを整備できる見込み。

China Unicom

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