キプロスのMTN Cyprusが社名とブランドをepicに変更

キプロスの移動体通信事業者(MNO)であるepic Cyprusは社名とブランド名を変更したと明らかにした。

epic Cyprusは旧社名がMTN Cyprusであるが、社名をepic Cyprusに変更した。

正式な商号はepic Cyprus Ltd.である。

MTN Cyprusは長らく南アフリカのMTN Groupの完全子会社であったが、MTN GroupとモナコのMonaco Telecomは2018年7月にMTN GroupがMTN Cyprusの全株式をMonaco Telecomに売却することで合意していた。

2018年9月にはMonaco TelecomがMTN GroupよりMTN Cyprusの全株式の取得を完了し、MTN CyprusをMonaco Telecomの完全子会社化した。

MTN CyprusはMTN Groupの傘下から外れたため、社名からMTNの名称を外してepic Cyprusに改めた。

また、MTN Cyprusの時代にはMTN Groupが保有するMTNのブランド名で展開しており、MTN GroupとMTN Cyprusが資本関係を解消後も最大で3年間はMTNのブランド名を継続できる契約を締結していた。

しかし、MTNのブランド名の継続にはブランドライセンス料が発生するほか、将来的にはブランド名の変更が必要となるため、3年間の満期を待たずにブランド名からMTNの名称を外してepicに変更した。

なお、Monaco TelecomはフランスのNJJ Capitalが所有しており、モナコで唯一の移動体通信事業者であるほか、コソボやアフガニスタンでも移動体通信事業に参画している。

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