ソニー、韓国でスマホの販売を終了

Sonyの韓国法人であるSony Koreaは韓国でスマートフォンの販売を完全に終了したことが分かった。

Sonyは完全子会社のSony Mobile Communicationsを通じてスマートフォン事業を手掛けるが、韓国ではSony KoreaがSony Mobile Communications製のスマートフォンを販売してきた。

しかし、韓国向けのSony Storeではスマートフォンのカテゴリが削除されており、スマートフォンを購入できない状態となった。

さらに、Sony Mobile Communicationsが韓国向けに公開している公式ウェブサイトでは製品ページが削除された。

Sonyは2019年5月21日に開催した2019年度経営方針説明会でスマートフォン事業の構造改革について説明し、注力する地域や撤退した地域などを公表した。

非展開地域もしくは撤退した地域に韓国が含まれており、その時点で韓国から撤退したことは分かっていたが、一連の動きからSony Koreaは韓国でスマートフォンの販売を完全に終了した模様である。

Sony Mobile Communicationsの韓国向け公式ウェブサイトではサポートに関連した内容のみを掲載している。

なお、Sony Koreaが韓国で最後に発売したスマートフォンはSony Xperia XZ3で、韓国では2018年10月10日に販売を開始した。

Sony Mobile Communicationsはグローバルにおいてスマートフォン事業で苦戦しており、多くの地域から撤退を完了した状況にある。

韓国のスマートフォン市場は韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が圧倒的に強く、出荷台数の占有率は60%を超えている。

米国のAppleや韓国のLG Electronicsもそれぞれ15%以上の占有率を確保しており、Samsung Electronics、Apple、LG Electronicsの3社だけで99%前後を占める。

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