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LGエレクトロニクスが2019年Q2の業績を発表、スマホ事業は大幅悪化



韓国のLG Electronicsは2019年第2四半期の業績を発表した。

2019年第2四半期の連結売上高は前年同期比4.1%増の15兆6,292億韓国ウォン(約1兆4,368億円)、営業利益は前年同期比15.4%減の6,523億韓国ウォン(約600億円)、当期純利益は前年同期比67.5%減の1,060億韓国ウォン(約97億円)となった。

事業本部別の業績も公表されており、スマートフォン事業を担当するMC (Mobile Communications)事業本部の業績が判明している。

MC事業本部の売上高は前年同期比22.1%減の1兆6,133億韓国ウォン(約1,483億円)、営業損失が前年同期比68.8%増の3,130億韓国ウォン(約288億円)である。

これにより、LG ElectronicsのMC事業本部は17四半期連続で赤字を記録したことになる。

前年同期比でMC事業本部の業績が大幅に悪化したが、需要の停滞や競争の激化によるスマートフォンの販売の低迷が大きく影響した。

また、LG Electronicsは韓国の平沢市にあるスマートフォンの製造ラインをベトナムのハイフォン市に移転する計画で、製造ラインの移転に伴う一度限りのコストが発生したほか、新機種の発売に伴うマーケティング費用の増大が影響して損失が拡大したと説明している。

2019年第2四半期にはLG Electronicsにとって初めての第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンとしてLG V50 ThinQ 5Gを発売しており、韓国などでLG V50 ThinQ 5Gの販売は好調であるが、ほかのスマートフォンの販売は依然として厳しい状況が続いている。

MC事業本部はサポート体制を強化したスマートフォンブランドのイメージの確立すべく取り組み、コスト削減など事業構造改善も推進するという。

LG Electronics

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