韓国SK TelecomがフィリピンNOW Telecomの5G導入で協力
- 2019年10月30日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK TelecomはフィリピンのNOW Corporationおよび同社の子会社であるNOW Telecomと第5世代移動通信システム(5G)に関する協力契約を締結したと発表した。
NOW CorporationはNOW Telecomを通じて移動体通信分野に進出しており、すでに第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を導入してデータ通信サービスを提供している。
NOW Telecomは5Gを導入する方針も決定しており、SK Telecomがコンサルティングを提供してNOW Telecomによる5Gの導入を支援する。
SK Telecomは2019年上半期までに5Gサービスや関連する各種技術の導入に向けたロードマップの設定、スタンドアローン(SA)構成の商用ネットワークの設計、5Gを活用したソリューションの提供などで支援する方針という。
ただ、具体的なコンサルティングの範囲は確定しておらず、2019年末までにNOW TelecomとSK Telecomが5Gの商用化に向けた段階的な計画を策定し、コンサルティングの範囲も確定する計画である。
SK Telecomは5G技術の輸出拡大を目指しており、NOW Telecomを含めた東南アジア、欧州など、世界各地の移動体通信事業者と5Gに関する協力に向けて活発に交渉している。
SK Telecomが5Gで世界に進出することで、韓国の通信機器メーカーの世界への進出にも繋がるとの期待感も示した。
なお、フィリピンの政府機関で電気通信分野の規制を司る情報通信技術省(Department of Information and Communications Technology:DICT)の附属機関である国家電気通信委員会(National Telecommunications Commission:NTC)はNOW Telecomに対する電気通信事業の免許を拡張しており、NOW Telecomはフィリピン全土で移動体通信事業者として音声通話、データ通信、SMSを提供するための営業許可を保有することになる。
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