アイルランドのeirが5Gサービスを開始、5Gスマホ4機種を発売
- 2019年10月30日
- 海外携帯電話
アイルランドの移動体通信事業者でeirブランドを展開するMeteor Mobile Communicationsは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2019年10月24日より5Gサービスの提供を開始している。
まずはアイルランドの首都・ダブリンのほか、コーク、リムリック、ゴールウェー、ウォーターフォード、カーロー、カスルバー、ダンドーク、ドローエダ、キルケニーの一部が5Gサービスの提供エリアとなっている。
5Gサービスを提供する都市は2019年中に10都市を追加し、2019年12月末の時点で20都市とする計画である。
5Gサービスを利用するためには5Gサービスに対応したプランに加入する必要があり、SIMカードも交換を必須としている。
5Gサービスに対応した端末として4機種のスマートフォンを販売しており、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI Mate 20 X (5G)、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S10 5G、Samsung Galaxy Note10+ 5G、Samsung Galaxy A90 5Gを取り扱う。
Meteor Mobile Communicationsは5Gの通信方式としてNR方式を導入している。
NR方式はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成を採用する。
5G向け周波数としてFR1の3.5GHzを保有しており、NR Bandはn78となる。
帯域幅はアイルランド全土で85MHz幅を確保しているが、n78は85MHz幅では運用できないため、80MHz幅のみを使用すると思われる。
なお、Meteor Mobile Communicationsはmeteorブランドで展開していたが、アイルランドのeircom Holdings (Ireland)が買収して完全子会社化しており、ブランド名をeircom Holdings (Ireland)が保有するeirブランドに変更した。
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