ベトナムのVingroup、携帯電話小売のVienthongAをVinProに統合

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ベトナムのVingroupの子会社で同国のVinpro business and trading serviceは同社が運営する携帯電話小売店のVienthongAを同社が運営する家電量販店のVinProに統合した。

Vinpro business and trading serviceはベトナム全土でVinProを展開しているが、Vingroupは2018年8月21日にVienthongAを運営するベトナムのVien Thong A Import Export Trading Production Corporationを390億ベトナムドン(約1億8,461万円)で買収し、2018年11月30日にはVinpro business and trading serviceを存続会社、Vien Thong A Import Export Trading Production Corporationを消滅会社とする吸収合併方式でVinpro business and trading serviceとVien Thong A Import Export Trading Production Corporationの合併を完了していた。

これにより、2018年11月30日からはVinpro business and trading serviceがVinProとVienthongAの両方を展開していたが、VienthongAの店舗ブランドもVinProに統合して消滅することになった。

VienthongAではスマートフォンをはじめとする携帯端末を中心に販売してきたが、VinProでは携帯端末など幅広く電子製品を取り扱う。

Vingroupは子会社でベトナムのVinsmart research and manufactureを通じて携帯端末事業に参入しており、Vinsmart research and manufactureはVsmartのブランド名で携帯端末を展開している。

携帯端末の販売やサポートに関する専門的な知見を得るために、Vien Thong A Import Export Trading Production Corporationを買収したが、それはVienthongAの店舗ブランドを取得する目的ではないため、携帯端末を含めた電子製品の小売業の効率化を図るべく、携帯端末を専門的に取り扱うVienthongAの展開を終了してVinProに統合する。

Vinpro business and trading serviceはVien Thong A Import Export Trading Production Corporationの買収で獲得した知見をVinProにおける携帯端末の販売で生かす方針と思われる。

なお、VinProではVinsmart research and manufacture以外のメーカーおよびブランドの携帯端末も取り扱っている。

Vinpro business and trading serviceにとってはVinsmart research and manufacture以外のメーカーおよびブランドも重要な取引先となるため、携帯端末の販売においてVinsmart research and manufactureをあからさまな特別扱いはしていない。

ただ、VinProの複数の店舗は購入場所に関係なくVinsmart research and manufactureのスマートフォンのサポートを受け付ける窓口として機能する。

VinProのほかにVingroupの子会社でベトナムのVincommerce General Commercial Servicesが運営するスーパーマーケットのVinMartやコンビニエンスストアのVinMart+など、Vingroupの子会社が保有する既存の店舗網をサポートの窓口として活用できる点がVinsmart research and manufactureにとって大きな強みとなっている。

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