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中国のUMIDIGIとドイツのGigaset、MWC Barcelona 2020の参加を中止



中国のShenzhen Youmi Intelligent Technology (深圳優米智能科技)およびドイツのGigasetはスペインのバルセロナで開催されるMWC Barcelona 2020への参加を中止したことが分かった。

Shenzhen Youmi Intelligent TechnologyはTwitterでグローバル向け公式アカウントを通じてMWC Barcelona 2020への参加の中止を公式に発表しており、従業員に安全な環境で業務を継続させるためにMWC Barcelona 2020への参加を中止することを決めたという。

なお、Shenzhen Youmi Intelligent TechnologyはUMIDIGIのブランド名でスマートフォンをはじめとする携帯端末の開発、製造、販売などを行う企業である。

一部のスマートフォンに関しては、無線設備の基準認証に関する相互承認協定(MRA)を日本と締結した外国に所在かつ技術基準適合証明の事業を行う者として協定に基づき設置された合同委員会の登録を受けた登録外国適合性評価機関の認証を通過し、特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(技適マーク)も取得している。

日本向けにはAmazon.co.jpを通じてSIMロックフリーのスマートフォンを販売しており、SNSでは日本の顧客を対象に日本語での活動も展開する。

UMIDIGIのブランド名でスマートフォンを展開するほか、OEM/ODM企業として他社のブランド名を冠した携帯端末の開発や製造も行う。

携帯電話の業界団体でMWC Barcelona 2020の主催者であるGSM Association (GSMA)は中国の状況を考慮して、安全を確保するための措置として中国の湖北省からの旅行者は参加を許可しないほか、MWC Barcelona 2020の会期の14日前には中国国外に渡航したことの証明も必要としている。

Shenzhen Youmi Intelligent Technologyは中国の広東省深圳市に本社を置く企業で、主要な事業拠点はほぼ中国に集中しており、実際はGSM Associationが設けた条件を満たす人員を確保できないために参加を断念した可能性も考えられる。

また、Gigasetも安全面の懸念からMWC Barcelona 2020への参加を断念した。

Gigasetは完全子会社でスペインのGigaset Communications IberiaがGigasetを代表してプレスリリースを掲載しており、従業員の保護と安全はGigasetにとって不可欠で、予防措置としてMWC Barcelona 2020への参加を中止する決定を採用したと説明している。

ただ、GSM Associationが参加者の安全を確保するために努力している点は高く評価しているという。

Gigasetは完全子会社でドイツのGigast Communicationsがスマートフォンを含めた携帯電話や固定電話の開発や販売などを手掛けており、Gigast Communicationsのスペイン法人がGigaset Communications Iberiaとなる。

これまでに、世界の複数の企業がMWC Barcelona 2020への参加を中止する決定を発表しており、日本企業としてはSonyおよびNTT DOCOMOがMWC Barcelona 2020への参加を中止したことが分かっている。

Twitter – UMIDIGI
Gigaset

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