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豪連邦裁判所、TPG TelecomとVodafone Hutchison Australiaの合併を容認



豪州連邦裁判所は豪州のTPG Telecomおよび同国のVodafone Hutchison Australia (VHA)の合併を容認する判断を示したことが分かった。

TPG TelecomとVodafone Hutchison Australiaは合併することで合意したが、豪州の豪州競争消費者委員会(Australian Competition and Consumer Commission:ACCC)は合併の計画を審査のうえ却下する決定を下していた。

これを受けて、TPG TelecomおよびVodafone Hutchison Australiaは訴訟を提起するに至った。

豪州連邦裁判所はTPG TelecomおよびVodafone Hutchison Australiaの合併を容認する判断を示し、TPG TelecomとVodafone Hutchison Australiaの合併に向けて前進したことになる。

Vodafone Hutchison Australiaは声明を発表しており、豪州連邦裁判所の決定を歓迎するとともに、合併が実現すれば第5世代移動通信システム(5G)を含めた次世代のネットワークへの投資を拡大できるため、豪州経済に大きな効果をもたらすと説明した。

なお、TPG Telecomは子会社のTPG Internetを通じて通信事業を手掛け、通信事業は固定通信事業が中心となっている。

携帯通信事業は仮想移動体通信事業者(MVNO)として展開するが、事業規模は比較的小さい状況である。

移動体通信事業者(MNO)として新規参入することを検討し、一部の地域では基地局の建設も開始していたが、TPG Telecomが単独で移動体通信事業者として参入する計画は断念した。

Vodafone Hutchison Australiaは移動体通信事業者として展開する携帯通信事業が中心で、固定通信事業は事業規模が小さい。

2020年半ばに5Gサービスを商用化する方針を示している。

Vodafone Hutchison Australia

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