ベトナムのVNPT VinaPhoneとMobiFoneが基地局の共有で合意
- 2020年05月10日
- 海外携帯電話
ベトナムの移動体通信事業者(MNO)であるVNPT VinaPhone CorporationとMobiFone Corporationは携帯電話用の基地局の共有で合意したことが分かった。
ベトナムの政府機関で電気通信分野の規制を司る情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)が伝えており、ベトナムのVietnam Posts and Telecommunications Group (ベトナム郵便電気通信グループ:VNPT)とMobiFone Corporationは2020年に通信設備を共有することで合意に達したという。
この合意は通信設備の共有を推進する情報通信大臣の指令を実現する目的もあり、新たに開設する通信設備は50%ずつの割合で分担して整備するほか、既存の通信設備の相互利用も推進する。
共有する通信設備には携帯電話用の基地局も含まれている。
Vietnam Posts and Telecommunications Groupは子会社のVNPT VinaPhone Corporationを通じて移動体通信事業を手掛けるため、VNPT VinaPhone CorporationとMobiFone Corporationは携帯電話用の基地局の共有を進めることになる。
なお、Vietnam Posts and Telecommunications GroupおよびMobiFone Corporationはいずれもベトナムの国有企業で、情報通信省が完全所有していたが、株式会社化および部分的な民営化を目指して国家資本管理委員会(Commission for the Management of State Capital at Enterprises:CMSC)に移管した。
ベトナム政府としてはVietnam Posts and Telecommunications GroupおよびMobiFone Corporationに対する持分は最大で50%を売却する計画である。
参考までに、加入件数を基準にVNPT VinaPhone Corporationはベトナムで2位、MobiFone Corporationは3位の移動体通信事業者で、占有率はVNPT VinaPhone Corporationが25%前後、MobiFone Corporationが20%前後となっている。
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