5G対応のChina Unicom XFZ01が中国の認証を通過、ZTE子会社が製造

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中国のChina Information Technology Designing Consulting Institute (中訊郵電咨詢設計院：CITC)製のNR/LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM端末「XFZ01」が2020年5月6日付けで中国強制認証(China Compulsory Certification：CCCまたは3C)の認証を通過した。

機器名称は5G無線データ端末と記載されているため、第5世代移動通信システム(5G)に対応するが、音声通話には非対応のデータ通信専用端末と分かる。

製造者は中国のXi’an ZTE Terminal Technology (西安中興通訊終端科技)と記載されている。

Xi’an ZTE Terminal Technologyは中国のZTE (中興通訊)の完全子会社であるため、ZTEの完全子会社が製造を担当することになる。

XFZ01は中国の移動体通信事業者(MNO)でChina Unicom (中国聯通)として事業を行うChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)よりChina Unicom XFZ01として発表されている。

China Unicomのブランドを冠した据置型無線LANルータで、China United Network Communicationsは5G Smart Connectorと呼称しており、製品名を先鋒者1号として展開する。

申請者のChina Information Technology Designing Consulting Instituteは中国の公的機関として設立されたが、中国の電気通信分野の再編後にChina United Network Communicationsの完全子会社に移管しており、China United Network Communicationsは完全子会社を通じて開発したことが分かる。

5GのNR方式はサブ6GHz帯の周波数に対応しており、通信速度は下り最大1.89Gbps/上り最大152Mbpsとなる。

China United Network CommunicationsがNR方式に準拠した5Gサービスを商用化する前の段階から試験用に使用してきたが、販売に必要な認証を取得したため、China United Network Communicationsを通じて正式に販売する可能性が高い。

CCC