スポンサーリンク

台湾大哥大、5G向けSIMカードは環境配慮仕様に



台湾の移動体通信事業者(MNO)であるTaiwan Mobile (台湾大哥大)は第5世代移動通信システム(5G)向けSIMカードを公開した。

第4世代移動通信システム(4G)向けSIMカードからはデザインがシンプルに変更されるほか、SIMカードのプラスチック部分を半分ほどのサイズに小型化する。

Taiwan Mobileは2019年4月より超5G策略を提唱しており、超5G策略にGreenを実装して環境への配慮を目指すという。

SIMカードのサイズはNano SIM (4FF)サイズが主流となる中で、Taiwan MobileはSIMカードを取り外すと外枠のプラスチック部分は役に立たなくなると説明しており、SIMカードを小型化してプラスチックの使用を削減する狙いがある。

また、SIMカードの小型化のほかにデザインを見直すことで、印刷に必要なインクも削減できるため、5G向けSIMカードは環境に配慮して設計されたと説明している。

Taiwan Mobileは2020年第3四半期に5Gを商用化する計画で、それに伴い新たに設計された5G向けSIMカードを提供する予定である。

なお、5Gの通信方式はNR方式を導入することが決定しており、当初はLTE方式と連携するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3で運用する見込み。

技術的にはOption 3では4GのLTE方式で使用するSIMカードから変更する必要はないが、Taiwan Mobileは5Gの商用化に伴い新たなSIMカードを提供することになる。

5G向け周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯で60MHz幅、ミリ波(mmWave)の28GHz帯で200MHz幅を確保しており、3.5GHz帯と28GHz帯を組み合わせて整備する。

環境に配慮してSIMカードを小型化する取り組みはTaiwan Mobileのほかに、英国のVodafone Groupも実施している。

Vodafone Groupは移動体通信事業者として参入する24の国と地域でSIMカードを小型化する計画で、まずは欧州の一部の国で2020年初めからSIMカードを小型化した。

Taiwan Mobile

スポンサーリンク

コメントを残す









  • follow us in feedly
  • Recent Entries


  • スポンサーリンク

    Instagram



  • Amazonアソシエイト

  • SNS

  • Calendar

    2023年9月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
  • Archive

  • Select Category

  • LINK