シンガポールのStarHubとM1が共同で5G免許を取得、通信機器ベンダはNokiaに
- 2020年06月25日
- 海外携帯電話
シンガポールのStarHub (星和)の完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるStarHub Mobileと同じく同国の移動体通信事業者であるM1 (第一通)は共同で第5世代移動通信システム(5G)の免許を正式に取得したと発表した。
StarHub MobileとM1は2020年6月24日付けでシンガポールの政府機関で電気通信分野の規制を司る情報通信メディア開発庁(Info-communications Media Development Authority:IMDA)より5Gの免許を正式に取得したという。
これにより、StarHub MobileとM1は5G向け周波数としてサブ6GHz帯およびミリ波(mmWave)の周波数を使用する権利を確保したことになり、周波数の有効期間が開始する2021年1月から5G向け周波数を使用してNR方式のスタンドアローン(SA)構成に準拠した5Gネットワークを整備する。
まずはサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用して5Gネットワークを構築する計画で、StarHub MobileとM1は共同で通信設備のベンダの選定を行い、フィンランドのNokiaを選定した。
NokiaよりSA構成に対応した通信設備を調達し、3.5GHz帯を使用した5Gネットワークを構築する計画である。
主要な通信設備以外ではStarHub MobileはNokiaのほかに中国のHuawei Technologies (華為技術)や中国のZTE (中興通訊)など、M1はNokiaのほかにスウェーデンのEricsonやHuawei Technologiesなどとの協力も模索するという。
シンガポールではStarHub MobileとM1を含めて4社の移動体通信事業者が存在するが、5Gの免許は発給枠が2枠に限定されていたため、StarHub MobileとM1は共同で申請することになった。
StarHub MobileとM1の共同事業体に1の5Gの免許を交付しており、StarHub MobileとM1は共同で5Gネットワークの整備を進めることになる。
なお、シンガポールの4社の移動体通信事業者のうち加入件数はStarHub Mobileが2位、M1が3位である。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。