ベラルーシの携帯電話事業者、データ通信の問題に関して対応を案内

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ベラルーシの移動体通信事業者(MNO)でMTSとして展開するMobile TeleSystems、lifeとして展開するBelarusian Telecommunications Network、Unitary Enterprise A1はデータ通信の問題に関する対応を案内した。

ベラルーシでは2020年8月9日から2020年8月11日までデータ通信の制限が行われ、インターネットサービスを利用しづらい状況が発生していた。

Mobile TeleSystems、Belarusian Telecommunications Network、Unitary Enterprise A1はデータ通信の問題が発生した背景には言及していないが、一般的に大統領選挙に関連したベラルーシ政府の措置と考えられている。

データ通信の問題が発生したことに伴い、Mobile TeleSystems、Belarusian Telecommunications Network、Unitary Enterprise A1はそれぞれ影響を受けた顧客に対する措置を発表している。

Mobile TeleSystemsは2020年8月11日の時点で外部のプロバイダの困難と制限によってMobile TeleSystemsおよびその他の通信事業者でデータ通信に問題が発生しているとデータ通信の問題を認識しており、謝罪するとともに復旧後に補償を行う方針を明らかにしていた。

2020年8月13日付けで補償の内容を発表しており、2020年8月9日から2020年8月11日の期間に影響を受けた顧客を対象として料金を再計算するという。

Belarusian Telecommunications Networkは2020年8月13日付けで2020年8月9日から2020年8月11日に発生した通信の問題に関して謝罪した。

同時にBelarusian Telecommunications Networkの手に負えない理由で発生したと説明しており、またデータ通信の問題が発生した期間の料金は返金することが正しいとの考え方を示し、影響を受けた顧客には返金を行う。

Unitary Enterprise A1は2020年8月12日付けで影響を受けた顧客の月額料金を調整すると簡潔に案内している。

なお、Mobile TeleSystems、Belarusian Telecommunications Network、Unitary Enterprise A1はいずれも第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式および第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式は移動体通信事業者として運用しているが、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式は自社の通信設備を保有していない。

LTE方式は卸売専業の移動体通信事業者でbeCloudとして展開するBelarusian Cloud Technologiesが運用しているため、Mobile TeleSystems、Belarusian Telecommunications Network、Unitary Enterprise A1はBelarusian Cloud Technologiesの通信設備を使用した仮想移動体通信事業者(MVNO)としてLTE方式を提供することになる。