BlackBerryブランドの5Gスマホを2021年に発売、キーボードを搭載

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OnwardMobilityとして事業を行う米国のOnward88はBlackBerryブランドを冠したスマートフォンを2021年上半期に発売する計画を発表した。

Onward88は2020年8月19日付けでカナダのBlackBerryおよび台湾のHon Hai Precision Industry (鴻海精密工業)の子会社である英領ケイマン諸島のFIH Mobile (富智康集団)とBlackBerryブランドを冠したスマートフォンの提供に関する契約を締結したという。

BlackBerryはOnward88に対してスマートフォンをはじめとしたBlackBerryブランドを冠した携帯端末を展開する権利を付与することになる。

Onward88、BlackBerry、FIH Mobileは緊密に連携して世界クラスの水準の設計と製造を保証すると説明している。

BlackBerryブランドを冠したスマートフォンの詳細は公表していないが、OSにはAndroidを採用しており、物理的なキーボードを搭載する。

また、第5世代移動通信システム(5G)にも対応するほか、2021年上半期に北米と欧州で発売する計画が明らかにされている。

設計および製造はFIH Mobileが担当し、FIH Mobileは設計、製造、部品供給、物流管理の専門知識を活用して設計および製造を行うと明確化した。

FIH Mobileは子会社を通じて複数の国で携帯端末の製造を行う工場を運営しているため、FIH Mobileの子会社の工場で製造する見込み。

BlackBerryブランドのスマートフォンは中国を拠点とする英領ケイマン諸島のTCL Communication Technology Holdings (TCL通訊科技控股)が展開していたが、契約が満期を迎える2020年8月31日をもって展開を終了することが先に発表されていた。

TCL Communication Technology Holdingsの次はOnward88が展開する権利を取得し、設計や製造はTCL Communication Technology HoldingsからFIH Mobileとなる。

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