クアッドカメラを搭載した未発表のシャープ製スマホ3機種が技適通過
- 2020年09月08日
- Android関連
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。
SHARP製のLTE/W-CDMA/GSM端末「XH-DD0576およびXN-MBT76」と「PB76」が2020年7月30日付けで電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。
工事設計認証番号はXH-DD0576およびXN-MBT76が217-204059、PB76が217-204060。
いずれもモバイルネットワークはLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 1500(B11)/900(B8)/ 800(B18/B19/B26)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII)/800(VI/XIX) MHzで認証を受けている。
Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応しており、2.4GHz帯と5GHz帯の無線LANを利用できる。
XH-DD0576およびXN-MBT76とPB76はいずれも未発表端末のメーカー型番である。
総務省が運営する電波利用ホームページでは詳細な資料が公開されており、いずれもハードウェアは共通となるが、PB76はNFCを無効化しているという。
したがって、XH-DD0576およびXN-MBT76はNFCに対応することも分かる。
実機と内部の画像が公開されており、チップセットは米国のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologies製となる。
リアにはクアッドカメラと指紋認証センサを搭載している。
電池パックは型番がHE391のリチウムイオン電池を内蔵し、容量は4000mAhとなっている。
中国のShenzhen Futaihong Precision Industry (深圳富泰宏精密工業)が運営する工場で製造を行う。
なお、Shenzhen Futaihong Precision IndustryはSHARPの親会社である台湾のHon Hai Precision Industry (鴻海精密工業)の子会社で英領ケイマン諸島のFIH Mobile (富智康集団)の完全子会社となる。
その他の詳細なスペックは不明であるが、AQUOSシリーズで中低価格帯のスマートフォンとして発表される見込み。
XH-DD0576およびXN-MBT76が標準版で、NFCを無効化したPB76は製品名にliteが付される廉価版となる可能性が高い。
基本的なスペックは同等であることから、それぞれのメーカー型番は納入先が異なると思われる。
NTT DOCOMOが運用しているLTE (FDD) 1500(B21) MHzには対応せず、auブランドを展開するKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)やSoftBankブランドおよびY!mobileブランドを展開するSoftBankが運用しているLTE (FDD) 1500(B11) MHzには対応するため、KDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneとSoftBankのいずれかまたは両方が取り扱う可能性は高いと推測している。
メーカー型番が3種類も存在することから、KDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneやSoftBank以外の移動体通信事業者(MNO)が取り扱う可能性やSIMロックフリーで展開する可能性も十分に予想できる。
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