VEON、パキスタンの携帯電話事業者Jazzの完全子会社化を発表
- 2020年09月30日
- 海外携帯電話
オランダに本社機能を置く英領バミューダ諸島のVEONはパキスタンの移動体通信事業者(MNO)でJazzとして展開するPakistan Mobile Communicationsを完全子会社化すると発表した。
Pakistan Mobile CommunicationsはVEONの子会社で、Pakistan Mobile Communicationsに対する持分比率はVEONが85%、アラブ首長国連邦(UAE)のDhabi Holdingsが15%となっている。
Dhabi Holdingsは持分の全部をVEONに売却する権利を行使し、2020年第4四半期中に取引を完了する予定である。
これにより、VEONはPakistan Mobile Communicationsを完全子会社化することになる。
Pakistan Mobile CommunicationsはJazzとしてパキスタン全土で携帯通信サービスを提供しており、本社はパキスタンの首都・イスラマバードに所在する。
VEONの子会社でエジプトのGlobal Telecom Holding (GTH)の子会社であったが、グループの構造の簡素化および意思決定の迅速化を目的として、Global Telecom Holdingが所有するパキスタン、バングラデシュ、アルジェリアの事業をVEONに移管した。
Global Telecom HoldingからVEONに移管した事業にはPakistan Mobile Communicationsのほか、バングラデシュの移動体通信事業者であるBanglalink Digital Communicationsやアルジェリアの移動体通信事業者であるOptimum Telecom Algerieなども含まれ、Pakistan Mobile CommunicationsなどはGlobal Telecom Holdingを経由せずに所有するVEONの子会社となった。
なお、VEONは旧社名がVimpelComで、Global Telecom Holdingから移管した事業を除くと、ロシア、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、アルメニア、ジョージア、ウクライナでも移動体通信事業を手掛ける。
VEONが従来より展開する国ではウクライナを除いてVEONの代表的なブランドであるBeelineとして展開している。
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