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ギリシャのWindが5Gサービスを商用化、アテネとテッサロニキで提供



ギリシャの移動体通信事業者(MNO)であるWind Hellas Telecommunicationsは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2020年12月18日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。

当初はギリシャの首都・アテネおよびテッサロニキの一部の地域が提供エリアとなる。

提供エリアは段階的に拡大する計画で、ほかのギリシャの主要都市がアテネとテッサロニキに続き、商用化から3年間で人口カバー率は60%を超える予定という。

すべての個人顧客および法人顧客がポストペイドプランやプリペイドプランなど料金プランに関係なく5Gサービスを利用できる。

第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に準拠した4Gサービスに対応したSIMカードであればSIMカードを交換する必要はない。

ただ、唯一の条件としてWind Hellas Telecommunicationsの5Gネットワークで動作が確認された端末を所有している必要があると案内している。

Wind Hellas Telecommunicationsは5Gネットワークで動作が確認された複数のスマートフォンを販売しており、まずは中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI P40およびHUAWEI P40 Pro、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi 10T、Xiaomi Mi 10T Pro、Xiaomi Mi 10T Liteを取り扱う。

近いうちに米国のApple製のiPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 Ultra 5Gなどをラインナップに追加する予定という。

Wind Hellas Telecommunicationsは5G向け周波数としてサブ6GHz帯では700MHz帯の10MHz幅*2、2.1GHz帯の20MHz幅*2、3.5GHz帯の100MHz幅、ミリ波(mmWave)では26GHz帯の200MHz幅を取得した。

まずはカバレッジが限定的となるが、広い帯域幅で超高速通信を実現できる3.5GHz帯を使用して高トラヒックエリアから優先的に整備しており、通信速度が1Gbpsを超える超高速通信を実現する。

また、都市部を中心に中間の水準で通信速度とカバレッジを両立できる2.1GHz帯、農村部を中心に広範なカバレッジの確保に有利な700MHz帯の使用も順次開始する方針である。

通信方式はNR方式でLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用しており、NR Bandは700MHz帯がFR1のn28、2.1GHz帯がFR1のn1、3.5GHz帯がFR1のn78となる。

なお、26GHz帯の整備に関する計画は言及してしない。

ギリシャの移動体通信事業者としてはCosmote Mobile Telecommunicationsが最初に5Gを商用化しており、Wind Hellas Telecommunicationsはギリシャで2番目に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。

Wind

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