ギリシャのVodafone Greeceが5Gサービスを商用化
- 2021年01月12日
- 海外携帯電話
ギリシャの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone-Panafon Hellenic Telecommunications Companyは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2021年1月5日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。
まずはギリシャの首都・アテネおよびテッサロニキの一部が提供エリアとなっている。
LTE方式に準拠した4Gサービスに対応したSIMカードであればSIMカードの交換は不要で、追加料金なしで5Gサービスを利用できる。
5Gサービスに対応した端末としては14機種のスマートフォンとタブレットを用意しており、スマートフォンは米国のApple製のiPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI P40 Pro、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 FE 5G、Samsung Galaxy Note10 Ultra 5G、Samsung Galaxy Z Fold2 5G、Samsung Galaxy A42 5G、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi 10 Lite 5G、Xiaomi Mi 10T、Xiaomi Mi 10T Pro、Xiaomi Mi 10T Lite、タブレットはSamsung Electronics製のSamsung Galaxy Tab S7+ 5Gを取り扱う。
まずは14機種を取り扱うが、商用化から2ヶ月以内に20機種以上に拡大すると案内しており、2021年3月上旬までに複数の機種を追加する見込み。
Vodafone-Panafon Hellenic Telecommunications Companyは5G向け周波数としてサブ6GHz帯では700MHz帯の10MHz幅*2、2.1GHz帯の20MHz幅*2、3.5GHz帯の140MHz幅、ミリ波(mmWave)では26GHz帯の400MHz幅を取得したが、まずはサブ6GHz帯の周波数を使用している。
NR Bandは700MHz帯がFR1のn28、2.1GHz帯がFR1のn1、3.5GHz帯がFR1のn78となる。
Vodafone Giga Network 5Gとして5Gネットワークを整備しており、4Gでは通信速度の理論値は下り最大150Mbpsにとどまるが、5Gでは1Gbpsに達する場合があるという。
ただ、平均的な下りの通信速度の実測値は4Gが23~35Mbpsで、5Gが150~200Mbpsと案内している。
Vodafone-Panafon Hellenic Telecommunications Companyは英国のVodafone Groupの子会社で、Vodafone Groupによる持分比率は99.87%である。
これまでに、ギリシャの移動体通信事業者としてはCosmote Mobile TelecommunicationsおよびWind Hellas Telecommunicationsが5Gを商用化した。
Vodafone-Panafon Hellenic Telecommunications Companyはギリシャで3番目に5Gを商用化しており、ギリシャで5G向け周波数を取得したすべて移動体通信事業者が5Gを導入したことになる。
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