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元富士通周辺機のJEMS製4GタブレットHoamTablet PE-PD0021が技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

Japan E.M.Solutions (JEMS)製のLTE/W-CDMA端末「PE-PD0021」が2021年1月8日付けでBay Area Compliance Laboratories Corpを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は211-201211。

モバイルネットワークはLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/900(B8) MHz, LTE (TDD) 2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII) MHzで認証を受けている。

Bluetoothおよび無線LANの周波数でも認証を通過している。

無線LANの周波数は2.4GHz帯および5GHz帯に対応する。

PE-PD0021は未発表端末の型番である。

すでにBluetooth SIGの認証を取得しており、Bluetooth SIGの認証ページには製品名がHoamTabletで、製品種別がタブレットと記載されている。

また、Bluetooth SIGのReferenced Qualified Designには台湾のMediaTek (聯発科技)が取得したBluetoothモジュールが記載されているため、MediaTek製のチップセットを搭載したタブレットになると思われる。

モバイルネットワークにも対応しており、工事設計認証で通過したモバイルネットワークの周波数からSoftBankで利用することを想定して開発していると推測できる。

工事設計認証およびBluetooth SIGの認証で公表された内容から納入先や販路などを断定することはできない。

申請者のJapan E.M.Solutionsはすでに解散したFUJITSU PERIPHERALS (富士通周辺機:FPE)から携帯端末の製造をはじめとした携帯端末事業を承継するためにFUJITSU (富士通)が設立した。

FUJITSU PERIPHERALSから携帯端末事業を承継後にPolaris Capital Groupの完全子会社となり、兵庫県加東市に所在する工場で携帯端末の製造を行う。

PE-PD0021も加東市に所在する工場で製造することになると思われる。

なお、Japan E.M.Solutionsは日本国内の工場で携帯端末を製造する数少ない事業会社で、日本国内で初めて第5世代移動通信システム(5G)に対応した商用のスマートフォンを製造した実績がある。

総務省 電波利用ホームページ

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