ベトナムで販売する携帯電話、4G LTE対応を必須に
- 2021年01月26日
- 海外携帯電話
ベトナムではスマートフォンやフィーチャーフォンなどを含めた携帯電話に関して第4世代移動通信システム(4G)への対応を必須とすることが決まった。
ベトナムの政府機関で電気通信分野の規制を司る情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)は陸上移動通信機器の国内技術規則に関する通達第43号を公布し、2021年7月1日に施行する予定である。
陸上移動通信機器の国内技術規則に関する通達第43号ではベトナムで製造もしくはベトナムに輸入するすべての携帯電話は4G技術を使用する必要があると規定した。
4G技術に関してはLTE方式に準拠することも規定しているため、陸上移動通信機器の国内技術規則に関する通達第43号を施行する2021年7月1日以降はLTE方式に非対応の携帯電話はベトナムで製造もしくはベトナムに輸入できない。
したがって、ベトナムで携帯電話を販売するためにはLTE方式に対応することが必須となる。
2021年6月30日以前にベトナムで製造もしくはベトナムに輸入した携帯電話はLTE方式に非対応でも販売は許可されるが、同一機種でも2021年7月1日以降はベトナムで製造もしくはベトナムに輸入することはできなくなる。
そのため、LTE方式に非対応の携帯電話を2021年7月1日以降に販売する場合は在庫限りである。
ベトナムでは2022年1月1日以降に移動体通信事業者(MNO)各社が第2世代移動通信システム(2G)として導入したGSM方式を順次停波する方向で調整を進めている。
また、LTE方式の普及を促進する目的もあり、GSM方式および第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式からLTE方式への移行を加速するために、LTE方式に非対応の携帯電話は流通を終了すべく製造および輸入を許可しないことになった。
なお、ベトナムの移動体通信事業者はViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Group、VNPT VinaPhone Corporation、MobiFone Corporation、Vietnamobile Telecommunications、Global Telecommunications Corporationの5者である。
GSM方式は全社が導入しており、LTE方式はGlobal Telecommunications Corporationを除いた4者が導入している。
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