楽天モバイルとAirspanがRCP向けvRANソリューション関連の覚書を締結
- 2021年03月18日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)および米国のAirspan NetworksはRakuten Communications Platform (RCP)向け仮想化無線アクセスネットワーク(vRAN)ソリューションに関する覚書を締結したと発表した。
Rakuten Mobileが開発するRakuten Communications Platformに対してAirspan Networksが第5世代移動通信システム(5G)向けの仮想化無線アクセスネットワークソリューションを提供する覚書を締結したという。
Rakuten Communications Platformの国際展開でもAirspan NetworksはRakuten Mobileと協働し、Airspan Networksのソリューションを通信事業者、事業会社、政府などに提供することを目指す。
Airspan Networksが開発する仮想化無線アクセスネットワークソリューションのOpenRANGEはハードウェアとソフトウェアのプラットフォームで、オープン無線アクセスネットワーク(Open RAN)の仕様策定を推進する標準化団体であるO-RAN ALLIANCEの技術仕様に準拠する。
Rakuten Mobileが開発するRakuten Communications Platformは5Gに対応したモバイルネットワークプラットフォームである。
コンテナ技術をはじめとするエンドツーエンドで仮想化されたクラウドネイティブなネットワーク技術と提携企業の技術を組み合わせて開発を進めている。
完全にクラウドネイティブなモバイルネットワークを迅速、低廉、容易に世界中の通信事業者や企業などが構築および展開できるソリューションとなる。
また、提携企業が提供する通信事業者向けのアプリケーションおよびソフトウェア、ネットワーク運用システム(OSS)、ビジネス支援システム(BSS)、エッジコンピューティング、仮想化ネットワークの管理機能などRakuten Mobileのネットワークを構成する機能がRakuten Communications Platformに含まれる。
Airspan Networksは米国のフロリダ州に本社が所在し、東京都、インドのムンバイ近郊のナビ・ムンバイ、イスラエルのテルアビブ近郊のエアポート・シティ、英国のロンドン近郊のスラウにも事務所を開設している。
これまでに、Airspan NetworksはRakuten Mobileに基地局を構成する無線装置を納入した実績がある。
5GのNR方式では28GHz帯に対応したアンテナ一体型のAir5G RDU 46を納入しており、Rakuten Mobileは都心部から郊外まで28GHz帯の5Gを整備するために使用する。
第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式では1.7GHz帯に対応した無線装置として高トラヒックエリアに設置する屋外用スモールセルのAirSpeed 1032、電柱などに設置する屋外用スモールセルのAirSpeed 1050、郊外のミニマクロ局で使用するAirHarmony 4000を納入したことも分かっている。
なお、東京都では日本法人としてAirspan Japan (エアースパン・ジャパン)を設立しており、Airspan Japanが日本国内の事業を担当している。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。