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NTTドコモ、5G契約が250万件を突破



NTT DOCOMOは第5世代移動通信システム(5G)を用いた通信サービスの契約数が250万件を突破したと発表した。

報道発表資料によると2021年3月21日に5Gの契約数が250万件を超えたという。

NTT DOCOMOは2020年3月25日に5Gの提供を開始しており、商用化から1年弱で契約数が250万件に達したことになる。

これまで、NTT DOCOMOは業績発表に合わせて5Gの契約数を公表してきた。

2020年3月末時点では約1万4,000件、2020年6月末時点では約14万9,000件、2020年9月末時点では約37万6,000件、2020年12月末時点では約141万3,000件となっていた。

2020年6月末に終了した3ヶ月間となる2020年第2四半期には約13万5,000件、2020年第3四半期には約22万7,000件、2020年第4四半期には約103万7,000件の増加を記録し、2021年第1四半期は2021年3月21日の時点で約108万7,000件も増加したことも分かる。

5Gに対応した機種の拡大や低廉化を受けて、5Gの契約数の増加が加速していると思われる。

NTT DOCOMOは5Gの無線方式としてNR方式を導入しており、基地局を構成する無線装置はFUJITSU (富士通)およびNEC Corporation (日本電気)より調達している。

商用化の当初はサブ6GHz帯の周波数である3.7GHz帯の100MHz幅および4.5GHz帯の100MHz幅を使用し、下りは256QAMおよび4×4 MIMO、上りは64QAMを適用しており、通信速度は下り最大3.4Gbps/上り最大182Mbpsで提供してきた。

2020年9月23日にはミリ波(mmWave)の周波数である28GHz帯の400MHz幅の使用も開始しており、ミリ波では下りと上りいずれも64QAMおよび2×2 MIMOを適用し、通信速度は下り最大4.1Gbps/上り最大278Mbpsに高速化した。

28GHz帯は1搬送波あたり100MHz幅で、キャリアアグリゲーション(CA)を高度化した4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)を適用して400MHz幅で運用する。

なお、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3で運用しており、5Gの通信速度はNR方式とLTE方式で同時通信するE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用時の通信速度となる。

NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn78、4.5GHz帯がFR1のn79、28GHz帯がFR2のn257である。

また、5Gの高度化も進めており、2020年11月4日には端末側のソフトウェアの制御による制限の解除に伴いミリ波で上り最大480Mbpsに高速化、2020年12月7日には3.7GHz帯と4.5GHz帯のCAの導入に伴いサブ6GHz帯で下り最大4.2Gbpsに高速化、2020年12月16日にはサブ6GHz帯の上りで256QAMの導入に伴いサブ6GHz帯で上り最大218Mbpsに高速化している。

2021年3月時点では下り最大4.2Gbpsは日本国内の5Gの通信速度としては最速となっている。

NTT DOCOMOが公表する通信速度は技術規格上の理論値であるため、実際の通信速度は通信環境や混雑状況に応じて変動する。

NTT DOCOMO

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