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ソフトバンク向け5GルータA101ZTおよびA102ZTが技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

SoftBank向けの中国のZTE (中興通訊)製のNR/LTE/W-CDMA端末「A101ZT又はA102ZT」が2021年3月19日付けでTACOYAKIを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は020-210017。

モバイルネットワークはNR (FR1, FDD) 1800(n3)/700(n28) MHz, NR (FR1, TDD) 3700(n77) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 1500(B11)/900(B8)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII) MHzで認証を受けている。

Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。

無線LANの周波数は2.4GHz帯に加えて5GHz帯にも対応する。

A101ZTおよびA102ZTは未発表端末の型番である。

いずれも型番規則からSoftBank向けと考えられる。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式で認証を受けているため、5Gに対応することが分かる。

NR方式は少なくともサブ6GHz帯のFR1の周波数を利用できる。

電波法に基づく工事設計認証では機器名称をA101ZT又はA102ZTとして1の機器の扱いで通過したため、A101ZTおよびA102ZTはハードウェアが共通となる。

なお、電波法に基づく工事設計認証はA102ZTとして最初に2021年3月5日付けで通過し、A101ZT又はA102ZTとして2021年3月19日付けで再び通過した。

2度目の通過ではW-CDMA方式が追加された。

また、工事設計認証番号は1度目の020-210018から020-210017に変更されており、2021年3月19日付けで取得した2度目の電波法に基づく工事設計認証が製品版に適用されると思われる。

A101ZTおよびA102ZTはすでに複数の認証機関を通過しており、各種認証機関で公開された情報からモバイル無線LANルータとなることが確定している。

そのため、SoftBankは5Gに対応したPocket WiFi 5Gシリーズのモバイル無線LANルータとして発表すると予想できる。

総務省

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