3香港が主要施設の屋内で5G導入、Combaのソリューションを採用

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香港特別行政区を拠点とする英領ケイマン諸島のComba Telecom Systems Holdings (京信通信系統控股)は香港特別行政区の移動体通信事業者(MNO)で3 Hong Kong (3香港)として事業を行うHutchison Telephone (和記電話)に屋内で第5世代移動通信システム(5G)を導入するためのソリューションを供給したと発表した。

Comba Telecom Systems Holdingsの子会社で事業会社として機能する中国のComba Network Systems (京信網絡系統)がHutchison Telephoneに対して2021年第1四半期にComFlex Pro Solutionを供給したという。

Hutchison TelephoneはComba Network Systemsが供給したソリューションを使用して香港会議展覧中心、LANDMARK、交易廣場、遮打大厦、怡和大厦、太子大厦、歴山大厦の屋内で5Gを導入および提供している。

高トラヒックの商業施設やグレードAのオフィスビルなど主要な施設の屋内で通信環境を強化するために5Gを整備することになった。

Hutchison Telephoneは香港特別行政区を拠点とする英領ケイマン諸島のHutchison Telecommunications Hong Kong Holdings (和記電訊香港控股：HTHKH)の完全子会社で、2020年4月1日に5Gを商用化した。

5Gの周波数は商用化の当初より3.5GHz帯を使用してきたが、その後に2.1GHz帯の使用も開始している。

5Gの無線方式はNR方式を採用し、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。

NR Bandは3.5GHz帯がFR1のn78で、2.1GHz帯がFR1のn1となる。

なお、n78に関しては屋内と屋外の両方で利用できる40MHz幅と屋内に限定して利用できる30MHz幅を保有している。

屋内に限定して利用できる30MHz幅は3.3GHz帯と区別して呼称する場合がある。

また、屋内と屋外の両方で利用できる40MHz幅でも指定された制限エリアの屋外では利用することができない。

2020年10月には5Gの人口カバー率が99%に達したが、3.3GHz帯も含めた3.5GHz帯は利用に制限があるため、主に2.1GHz帯を活用して広範に5Gを整備している。