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Ooredoo Myanmarの2021年Q2の業績が判明、ミャンマー情勢の影響で大幅悪化



カタールの移動体通信事業者(MNO)であるOoredooは2021年第2四半期の業績を発表した。

Ooredooの業績の発表に伴いOoredooの完全子会社でミャンマー(ビルマ)の移動体通信事業者であるOoredoo Myanmarの2021年第2四半期の業績も判明している。

Ooredoo Myanmarの2021年6月30日に終了した3ヶ月間となる2021年第2四半期の売上高は前年同期比21.5%減の2億3,230万9,000カタールリヤル(約69億9,830万円)、税引前当期純損失は前年同期比1,849.6%増の26億1,949万7,000カタールリヤル(約789億1,225万円)となった。

事業別の業績も判明しており、電気通信サービス事業が前年同期比21.8%減の2億2,769万4,000カタールリヤル(約68億5,927万円)となっている。

電気通信サービス事業は全体の98.0%と大半を占めたことになる。

Ooredoo Myanmarは固定通信事業を展開しておらず、移動体通信事業者として展開する携帯通信事業に集中しているため、電気通信サービス事業は携帯通信サービス事業を意味する。

前年同期比で赤字幅が大幅に拡大したが、2021年2月1日以降のミャンマーの政情不安に伴う混乱、データ通信の制限、減損が大きく影響したことを明確化した。

2021年第2四半期にはミャンマーの事業で23億4,100万カタールリヤル(約705億2,254万円)の減損損失を計上しており、Ooredooも赤字転落するなど、ミャンマーの緊迫した情勢は親会社の業績にも影響を与えている。

業績の発表に伴い2021年6月30日時点の事業データも判明している。

携帯通信サービスの加入件数は前年同期比7.0%増の13,793,145件となった。

携帯通信サービスの加入件数のうちポストペイド回線は25,885件で0.2%、プリペイド回線は13,767,260件で99.8%を占める。

2021年第2四半期のカタールリヤル(QAR)ベースのARPUはポストペイド回線が12.1カタールリヤル(約365円)、プリペイド回線が5.7カタールリヤル(約172円)、総合が5.8カタールリヤル(約175円)である。

ミャンマーではデータ通信の制限を緩和しており、2021年5月および2021年6月は業績の改善を確認できたという。

そのため、2021年第3四半期は業績の改善が期待できる。

また、SIMカードの台紙のサイズを縮小してプラスチックの使用量を削減し、紙のパッケージの使用を終了して紙の使用量も削減した。

環境に配慮した取り組みも継続すると表明している。

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