セーシェルのIntelvisionがGSMAに加盟、第3のMNOとして新規参入へ
- 2021年08月15日
- 海外携帯電話
セーシェルのIntelvisionは携帯電話の業界団体であるGSM Association (GSMA)に加盟したことが分かった。
GSM AssociationにはOperator Memberとして加盟している。
Operator MemberはGSM方式またはGSM方式の発展方式を採用し、移動体通信事業者(MNO)として携帯通信事業を行う免許人が加盟の資格を有する。
Intelvisionは携帯通信事業を展開していないが、移動体通信事業者として携帯通信事業を開始するために準備を進めている。
GSM方式およびGSM方式の発展方式を採用して移動体通信事業者として携帯通信事業を開始することが決定しているため、GSM AssociationにOperator Memberとして加盟することができた。
通信方式は第2世代移動通信システム(2G)としてGSM方式、第4世代移動通信システム(4G)としてLTE方式、第5世代移動通信システム(5G)としてNR方式を導入する計画である。
第3世代移動通信システム(3G)は導入しない。
基地局を構成する通信設備は中国のHuawei Technologies (華為技術)より調達することが決定している。
これによって、GSM Associationに加盟したセーシェルの事業体はAirtel (Seychelles)およびCable and Wireless (Seychelles)に次いで3社目となる。
Intelvisionは2011年に移動体通信事業者として携帯通信事業を行うための免許を取得したが、長らく携帯通信事業を開始していなかった。
しかし、2019年に携帯通信事業を開始することを正式に決定した。
携帯通信事業の開始を正式に決定後は2020年8月10日までに公衆陸上移動体ネットワーク番号(Public Land Mobile Network Number:PLMN番号)、発行者識別番号(Issuer Identification Number:IIN)、携帯電話用電話番号の割当を受けており、携帯通信事業を開始するための準備を進めていることが分かっている。
ただ、計画に遅れが生じている模様で、2019年の時点では2020年に携帯通信サービスを商用化する計画を示していたが、2020年中には商用化していない。
商用化の詳細な時期は発表していないが、第3の移動体通信事業者として新規参入することになる。
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