楽天モバイル、MNOとMVNOの合計契約数が500万件に

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Rakuten Group (楽天グループ)および同社の完全子会社であるRakuten Mobile (楽天モバイル)は2021年8月23日にRakuten Mobileが提供する携帯通信サービスの合計契約数が500万件に達したことを発表した。

携帯通信サービスの合計契約数は移動体通信事業者(MNO)として提供する携帯通信サービスおよび仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供する携帯通信サービスの契約数の合計値である。

これまでに、Rakuten Groupは2021年第2四半期の業績の発表に伴いRakuten Mobileが移動体通信事業者として提供する携帯通信サービスの契約数は2021年3月時点で約289万件であることを公表していた。

また、総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications：MIC)は電気通信事業報告規則(昭和63年郵政省令第46号)の規定による電気通信事業者からの報告などに基づき2020年度第4四半期末(2021年3月末)の契約数および占有率を公表しており、Rakuten Mobileが報告した契約数も公表の対象となっている。

総務省が公表した数値から2021年3月時点で移動体通信事業者として提供する携帯通信サービスの契約数は292万7,000件前後、仮想移動体通信事業者として提供する携帯通信サービスの契約数は約178万7,000件から約178万8,000件の間と推測できた。

移動体通信事業者として提供する携帯通信サービスの契約数は約3万7,000件の開きがあるが、大きくは外していない。

Rakuten Mobileは2020年4月8日に移動体通信事業者として携帯通信サービスを商用化しており、仮想移動体通信事業者として提供する携帯通信サービスは2020年4月7日をもって新規加入の受け付けを終了した。

2020年4月8日以降は仮想移動体通信事業者として提供する携帯通信サービスの加入件数が増加することはなく、確実に減少する一方である。

そのため、2021年8月23日時点で仮想移動体通信事業者として提供する携帯通信サービスの加入件数は約178万8,000件を下回る見込み。

Rakuten Group、Rakuten Mobile、総務省が公表した数値から、2021年8月23日までにRakuten Mobileが移動体通信事業者として提供する携帯通信サービスの加入件数は約320万件以上に達していると推測できる。

なお、Rakuten Mobileは移動体通信事業者として楽天回線を提供しており、仮想移動体通信事業者としてドコモ回線およびau回線を提供している。