KDDIと沖縄セルラー電話、povoで5Gの提供を開始
- 2021年09月14日
- KDDI-総合
KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)はpovoの携帯通信サービスで第5世代移動通信システム(5G)の提供を開始した。
auでオンライン専用のブランドとして展開するpovoでは2021年9月14日より5Gを提供している。
既存の加入者は手続きやSIMカードの交換を行うことなく5Gを利用できる。
5Gに対応後も月額料金には変更はない。
ただ、5Gの利用には5Gの提供エリアで5Gに対応した携帯端末を使用する必要があることに留意しておきたい。
5Gの提供エリアはauの公式ウェブサイトに掲載している。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは5Gの無線方式としてNR方式を導入した。
周波数はサブ6GHz帯の700MHz帯、3.5GHz帯、3.7GHz帯、4.0GHz帯、ミリ波(mmWave)の28GHz帯を使用する。
NR Bandは700MHz帯がFR1のn28、3.5GHz帯および3.7GHz帯がFR1のn78、4.0GHz帯がFR1のn77、28GHz帯がFR2のn257となっている。
世界的にはn78を3.5GHz帯、n77を3.7GHz帯と呼称することが多いが、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは割当の経緯や帯域幅が異なるそれぞれの周波数を明確化するために独自の呼称を採用している。
n78でも3.7GHz帯は5G向け周波数で3.5GHz帯より広い帯域幅を確保しているが、3.5GHz帯は4G向け周波数でLTE方式からNR方式に順次転用を進めている。
それぞれ通信速度の理論値が異なるため、異なる周波数として明確化することが望ましい。
3.5GHz帯のほかに700MHz帯も4G向け周波数で、4G向け周波数を使用した5Gは通信速度が4Gと大きく変わらない。
なお、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは2020年3月26日にauで5Gを商用化した。
2021年9月2日にはUQ mobileでも5Gの提供を開始している。
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