ブラジルではiPhone 13シリーズ最上位機種が約32万円に、トルコも上昇

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米国(アメリカ)のAppleはスマートフォン「iPhone 13」、「iPhone 13 mini」、「iPhone 13 Pro」、「iPhone 13 Pro Max」の価格をブラジル向けに公開した。

内蔵ストレージの容量はiPhone 13およびiPhone 13 miniが128GB、256GB、512GBの3種類で、iPhone 13 ProおよびiPhone 13 Pro Maxが128GB、256GB、512GB、1TBの4種類となる。

このうち、ブラジルにおける価格はiPhone 13の128GBが7,599ブラジルレアル(約159,000円)、iPhone 13 miniの128GBが6,599ブラジルレアル(約138,000円)、iPhone 13 Proの128GBが9,499ブラジルレアル(約198,000円)、iPhone 13 Pro Maxの128GBが10,499ブラジルレアル(約219,000円)となっている。

ブラジルでは最安がiPhone 13 miniの128GBで約138,000円となることが分かる。

また、最も高価なiPhone 13 Pro Maxの1TBは15,499ブラジルレアル(約323,000円)に設定されており、iPhone 13 Proの1TBの14,499ブラジルレアル(約303,000円)とともに邦貨換算額では30万円に達する。

ブラジルは税率が高く複雑な課税制度が存在することで知名度が高く、最終的な価格に大きく反映されている。

輸入品に対する税率も高いため、Appleなど複数の携帯端末メーカーがブラジル国内で製造を開始しているが、価格の引き下げには大きくは貢献していない。

ブラジルは長らくiPhoneが最も高い国として知られてきたが、トルコも仲間入りを果たしている。

すでにトルコ向けにもiPhone 13シリーズの価格を案内しており、iPhone 13 Pro Maxの1TBは22,999トルコリラ(約296,000円)とブラジルには及ばないが、最安のiPhone 13 miniの128GBは10,999トルコリラ(約142,000円)と邦貨換算額ではブラジルを上回ることになった。

トルコも税率が高く複雑な課税制度を運用しているが、2020年には国内産業の保護を目的にスマートフォンの輸入品に対する課税制度を変更したため、さらなる価格の引き上げを余儀なくされた。

一部の携帯端末メーカーはトルコ国内で製造を開始しているが、Appleはトルコ国内で製造していないため、より価格が上昇することになった。

ブラジルではiPhone 13シリーズの発売日は決定していないが、トルコでは2021年10月1日に発売する予定である。

トルコでは2021年9月24日に予約注文の受け付けを開始することも決定している。