Surface Duo 2、5Gはミリ波のn257にも対応
- 2021年09月23日
- Android関連
米国(アメリカ)のMicrosoftが発表したスマートフォン「Surface Duo 2」は第5世代移動通信システム(5G)に対応した。
5Gの無線方式はNR方式に対応しており、動作する無線アクセスネットワーク(RAN)構成や周波数などを案内している。
RAN構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で利用できる。
周波数はサブ6GHz帯のFR1およびミリ波(mmWave)のFR2で定義されたNR Bandに対応する。
FR1はFDDのn1/n2/n3/n5/n7/ n20/n25/n28/n66/n71、TDDのn38/n41/n77/n78/n79、FR2はTDDのn257/n260/n261に対応することが判明している。
ただ、2021年9月23日時点でMicrosoftの公式ウェブサイトに掲載された内容は日本向けと米国向けで異なり、米国向けにはFR2の記載を確認できるが、日本向けにはFR2の記載がない。
そのため、日本向けはFR2に非対応もしくは単純に公式ウェブサイト側の記載が誤りの可能性が考えられる。
FR1では下りの256QAM、4×4 MIMO、TDDとTDDのキャリアアグリゲーション(CA)、上りの256QAMに対応しており、通信速度は下り最大3.2Gbpsとなる。
下りのCAは帯域幅が最大で200MHz幅かつ2搬送波まで対応するため、1搬送波あたり100MHz幅で2搬送波が最大の組み合わせである。
FR2では下りおよび上りともに64QAM、2×2 MIMO、CAに対応し、通信速度は下り最大6Gbpsに達する。
下りのCAは帯域幅が最大で800MHz幅かつ8搬送波まで対応することから、最大の組み合わせは1搬送波あたり100MHz幅で8搬送波となる。
上りのCAは帯域幅が最大で200MHz幅で、2搬送波まで対応するため、1搬送波あたり100MHz幅で2搬送波が最大の組み合わせとなっている。
標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で標準化された3GPP Release 15の仕様に準拠している。
5Gはすべての地域で利用できるとは限らないと案内しているが、Surface Duo 2は日本でも発売する予定であるため、日本の移動体通信事業者(MNO)が運用する5Gには対応すると思われる。
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