ソフトバンク、5Gの人口カバー率が85%に
- 2022年02月05日
- SoftBank-総合
SoftBankは第5世代移動通信システム(5G)の人口カバー率が85%に達したことを発表した。
2022年1月末時点で5Gの人口カバー率が85%を超えており、5Gの基地局数は2万3,000局を超えたという。
2022年春頃には5Gの人口カバー率を90%とすることを目標として5Gのエリアの拡大を推進している。
日本政府が掲げるデジタル田園都市国家構想の実現に向けて5Gの整備を加速し、都市および地方で一体的な5Gの整備を進める計画である。
また、より多くの加入者が5Gを利用できるよう日本全国の商業施設などで5Gの整備を進めるという。
5Gのさらなる高度化も推進するほか、世界最高レベルの5Gのネットワークを構築すると表明している。
SoftBankはNR方式に準拠した5Gを2020年3月27日に商用化した。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成を採用し、周波数は3.7GHz帯を使用して5Gを導入することになった。
2021年2月15日には5Gで700MHz帯、1.7GHz帯、3.4GHz帯あの使用も開始したほか、2021年3月19日には5Gで28GHz帯の使用も開始している。
NR Bandは700MHz帯がFR1のn28、1.7GHz帯がFR1のn3、3.4GHz帯および3.7GHz帯がFR1のn77、28GHz帯がFR2のn257となる。
1.7GHz帯はLTE方式と動的に周波数を共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を実装して運用しており、3.4GHz帯はFR1のn78に対応した端末を許容する場合もある。
なお、SoftBankは世界で初めてn77を商用化した携帯電話事業者となった。
NSA構成の通信速度の理論値は3.7GHz帯を使用した場合に下り最大2.6Gbps/上り最大159Mbps、28GHz帯を使用した場合に下り最大3.0Gbps/上り最大298Mbpsとなるが、通信速度の理論値は機種によって異なる。
2021年10月1日にはn77でスタンドアローン(SA)構成を導入しており、日本の携帯電話事業者としては初めてSA構成を商用化した。
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