楽天モバイル傘下の楽天シンフォニー、英仏独で事業拠点を設立

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Rakuten Symphony (楽天シンフォニー)は英国(イギリス)、フランス、ドイツで事業拠点を設立したと発表した。

欧州(ヨーロッパ)における通信プラットフォーム事業を拡大するために、英国、フランス、ドイツで事業拠点を設立することになった。

英国では首都・ロンドンを拠点として英国法人のRakuten Symphony UKが第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)のオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)技術に対応したソフトウェアやハードウェアの開発と試験を行う。

英国の拠点は2021年8月4日に親会社であるRakuten Group (楽天グループ)が完全子会社化した米国(アメリカ)のAltiostar Networksの研究開発拠点とオープンRANのエンジニアリングラボを使用している。

Rakuten Symphony UKの登記情報を確認すると、正式な商号はRakuten Symphony UK LTDで、登記上の本店所在地はチェルトナムとなっている。

そのため、登記上の本店所在地とは異なる場所に開発や試験を行うための拠点を有すると考えられる。

また、登記情報からは2011年7月29日にSigalgo Technologyとして設立しており、2013年3月12日付けでAltiostar Networks UKに商号を変更、さらに2022年1月12日付けでRakuten Symphony UKに商号を変更した事実を確認できるため、Altiostar Networksの英国法人をRakuten Symphonyの英国法人に変更したことが分かる。

フランスでは首都・パリを拠点としてフランス法人のRakuten Symphony Franceがフランス国内で製品、サービス、ソリューションの販売を行う。

ドイツではデュッセルドルフを拠点としてドイツ法人のRakuten Symphony Deutschlandがドイツで様々なプロジェクトに取り組み、事業を急速に拡大しているという。

正式な商号はフランス法人がRakuten Symphony France S.A.S.U.で、ドイツ法人がRakuten Symphony Deutschland GmbHとなっている。

欧州の主要国に事業拠点を設立して欧州の通信事業者などと連携することで、オープンRAN技術の普及の加速などを図る。

なお、Rakuten SymphonyはRakuten Groupの完全子会社で移動体通信事業者(MNO)であるRakuten Mobile (楽天モバイル)の完全子会社である。

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