米国の地域携帯電話事業者Cellcomが5Gを商用化
- 2022年02月20日
- 海外携帯電話
米国(アメリカ)の移動体通信事業者(MNO)でCellcomとして携帯通信事業を展開するNew-Cellは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2022年2月7日より5Gの提供を開始している。
まずはウィスコンシン州のグリーンベイ、デピア、ハワード、スアミコ、プラスキー、デンマーク、ベルプレイン、アンティゴが5Gの提供エリアとなる。
5Gを利用するためには5Gに対応したSIMカードを準備する必要がある。
これまでに、New-Cellは2種類のSIMカードを提供しており、SIMカードのプラスチック部分の印刷でSIMカードの種類を判断することができる。
プラスチック部分の印刷がMobile 2.0の場合は新型のSIMカードであるため、すでに5Gに対応している。
一方、プラスチック部分の印刷がMobileの場合は旧型のSIMカードとなるため、5Gの利用を希望する場合はNew-Cellの店舗でSIMカードを交換する必要がある。
5Gの無線方式はNR方式を採用しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。
周波数は基本的にサブ6GHz帯の600MHz帯および850MHz帯を使用しているが、1ヶ所でミリ波(mmWave)の28GHz帯も使用している。
NR Bandは600MHz帯がFR1のn71、850MHz帯がFR1のn5、28GHz帯がFR2のn261となる。
携帯通信用の周波数として700MHz帯、1.7GHz帯、1.9GHz帯、3.5GHz帯、3.7GHz帯、26GHz帯、39GHz帯、47GHz帯も保有しているため、ほかの周波数でもNR方式を順次導入するが、詳細な時期までは確定していない。
New-Cellは本社の所在地がウィスコンシン州のデピアで、ウィスコンシン州およびミシガン州を事業の対象区域とする地域限定の移動体通信事業者である。
通信設備はスウェーデンのEricssonを採用している。
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